1948-06-30 第2回国会 衆議院 本会議 第74号
○中島茂喜君(続) 水源地帯の崩壞、堤防の決壞等により、一朝にして耕地の流失、人畜の死傷等は必至の情勢にありますから、これが対策といたしまして、可及的速やかに災害復旧工事、砂防工事、あるいはまた河川の根本的改修計画の樹立等を要望いたすものでありまして、中には血書、血判をもつてしたためたものもあつたのであります。
○中島茂喜君(続) 水源地帯の崩壞、堤防の決壞等により、一朝にして耕地の流失、人畜の死傷等は必至の情勢にありますから、これが対策といたしまして、可及的速やかに災害復旧工事、砂防工事、あるいはまた河川の根本的改修計画の樹立等を要望いたすものでありまして、中には血書、血判をもつてしたためたものもあつたのであります。
中には血書、血判をもつてしたためたものもあり、見る者をして悲壯の感に打たしめるものもありました。
それから先程船岡君の血書血判というのはこういう文句であります。
さらにもう一點伺いたいことは、船岡君は世耕さんのところへ行かれたときに世耕さんから大變叱責されて、もし君は品物がないようなことがあつたらどうするかと言つたときに、神明に誓つてもさような不都合なことはしませんと血書血判をされていかれたということでありまするが、その事實がありまするか、もしありとすれば血書血判の内容はいかなる内容であつたか御説明が願いたいと思うのであります。
翌日船岡は血書、血判をもつて私のところにまいりまして、昨日繰返して申し上げたごとく、われわれは單純な情報を提供したものではありません。果して縣にこのような物資がないということになれば現場調査をしてくれ。かような話でありまするから、私は辯護士二人をつけました。そして船岡に案内せしめて栃木縣廳に行つてもらつた。縣廳にまいりましたところ、係官は前私の照會に返事をよこしたごとく、ないという返事であつた。